韓国IT Expo 2013に行ってきた PartⅢ
では韓国ベンチャー企業40社が出展していた展示ブースについてです。
正直に言うと、午前中のセミナーで韓国最先端のきらびやかなICT産業を紹介されたあとだけに、ちょっと地味かなと…趙さんの講演のあとだと、どうしてもKES(Korea Electronics Show)的なものを期待してしまうもので…
一応「サムソンやLGを支える韓国有望ベンチャー企業」ということで、KOTRAが海外進出をサポートしている中小企業が出展しているのですが、これがこのセミナーの参加者が見たいものなのかなぁと。
ちなみに、出展していたのは下記の企業です。
http://www.kotrait.or.jp/seminar/koreait.pdf
もちろん普通に商談スペースで打合せをしている企業はありましたし、これだけ韓国のICTが注目される前から取引している企業もあるのでしょうが、ニューオータニの芙蓉の間を満席にするほどの参加者たちは、もうちょっとワクワクするような何かを期待していたのでは?と思ったのでした。
2012年7月のものですが、中央大学商学部兼任講師の徐誠敏さんによる「韓国企業のK-POPマーケティング」という講義資料があります。
資料に掲載されている写真の数々は、これまた韓流ファンにはおなじみの画ですが、K-POPといえば韓国製品、韓国製品といえばK-POPアイドル、といっていいくらい、徹底したK-POPマーケティングが行われてきました。
しかし、せっかくの大舞台であるこの韓国IT Expoで、K-POPや韓流の気配は微塵も感じられませんでした。
日本では韓流に逆風の吹くこのご時世、あえて韓国色を出さずに…という意向もあったかもしれませんし、政治と文化は別、という意見ももっともです。だがしかし、経済・産業と文化は必ずしも別とは言えないのではないでしょうか。
特にいっときの少女時代の輝きは、これから世界でブイブイいわせてやるぞという韓国企業の勢いと連動して、ALL KOREAを背負っているという自負と無縁ではなかっただろうと思うのです。
にもかかわらず、最近は日本におけるK-POPマーケティングはやや影を潜め、韓流ファン・K-POPファンとしては寂しい限りです。K-POPシーンにも近頃ようやく次世代グループの波がやってきたようです。この勢いにのって、韓国のICTもどんどん次世代感を打ち出していってほしいと思います。
というか早く「S.M.ART EXHIBITION」、日本に持ってきてくれませんか?(←結局そこ)
これね。
お待ちしています!
以上gdgdですが、レポでした。