salt0810の日記

気になるトピックについてつらつらと書いています。

東方神起 LIVE TOUR 2013 ~TIME~@さいたまレポ PartⅢ

「TIME」から「TIME」へ

アルバム「TIME」は過去・現在・未来というコンセプトを持つアルバムでした。3形態のCDを気持ちよくご購入いただくためのコンセプトかもね…と薄々感じながらも、アートワークやプロモーションもコンセプトに沿ってよく練り上げられていて、十分納得のいくものでした。

 

そんな中で、ファンの多くが興味を持っていたのは、ライブツアー「TIME」の内容も「過去・現在・未来」という構成になるのだろうか、ということだったと思います。実際に観てみると、あくまで私自身の感想ですが、「あれ、そうでもないなw」と…。むしろ「Catch Me」コンのほうが過去曲コーナーをしっかりと設けていたぶん、それに近いコンセプトだった気がします。

 

トンたち自身も「人によって過去と感じる曲もあれば未来と感じる曲もあると思います」的な説明をしており、「苦しいな、おいw」というのが正直な感想ですが、実際、3時間の長丁場を新旧の楽曲を交えながら構成していく中で、単純に「過去・現在・未来」と区分するのはなかなか骨の折れる作業なのではないでしょうか。

 

そこで、あくまで個人的にどの曲を「過去」と感じ、どの曲を「現在」と感じ、どの曲を「未来」と感じたかを勝手気ままに書き散らしていきたいと思います。ちなみにセトリの順どおりではありません。

 

“Stay With Me Tonight”

一応言っておきますと、この曲は「やった」のではなく「やらなかった」のです。この日本デビュー曲を、記念すべき日本デビュー8周年の4月27日に歌うのではないかという予想がTL上で流れていました。しかもこの曲のMVはさいたまスーパーアリーナで収録されたそうですね。でもこの曲を彼らは歌いませんでした。

実はソウルコン「Catch Me」で、もしかしたら韓国デビュー曲“HUG”を歌うのではないかと私は予想していました。でも歌わなかったんですね。懐かしい曲はたくさんありましたが、この曲は歌いませんでした。

5人時代からのファンの多くがあの頃の思い出を宝箱にしまって鍵をかけて(人によってはその鍵を捨てて)いるように、トンたち自身も胸の奥にそっとしまったものがあるのかな、という気がしました。まあ勝手な憶測なんですけどね。

実際には歌われなかったにもかかわらず、この曲は「過去」としてこのライブの裏セトリ(そんなのないけど)に入っていたような気がします。

 

“I Know”

ちょうど「過去」と「現在」が重なりあったように感じられたのがこの曲でした。メインステージに設置された階段にふたりが腰かけて歌うという演出でしたが、これはSMエンタがわりと好んでよくやる演出ではないかと思います。トンたちも韓国の3rdコン「MIROTIC」の中で、“風船”のバラ―ドverをこのスタイルで歌っていますよね。

まずステージをひとめ見て思ったのがですね、「階段の幅、狭っ」ということでした。当然なんですよね、ふたりなんだから。でもあの階段にふたりだけが腰かけている姿は、「そうだ、これがいまの東方神起なんだ」と、はっと胸を衝くものがありました。

 

“Heart, Mind and Soul”

これも「過去」と「現在」の交錯する曲ですが、より力強いものを感じましたね。歌い出しがユノパートでしかも結構長め、ということもあって過去のバラード曲の中では数少ないユノ曲(笑)という印象があります。

でもユノの印象がそれだけ強いということは、逆説的にほかのパートを誰が歌っていたか、という記憶もわりと鮮明な曲でもあるのです。

そんな曲をですね、本当に見事に歌いきったと思いますよ、俺のユノが(もちろんチャンミンもだけど)。

あとですね、いまでこそ韓国語直訳クオリティの歌詞やDQNクオリティのバラード詞が幅を利かせているトンのアルバムですが、こういう繊細で優しい歌詞の歌も歌ってたんだよってもっと多くの人に知ってほしいですね…

 

長くなったのでいったんここで切ります。

PartⅣに続く)