東方神起 LIVE TOUR 2014 ~TREE~ 東京→福岡→大阪レポ partⅡ
ではアリーナとドームの比較について。
ドーム4日間て…
5/24の東京ドームは4日間あるうちの最終日だったのですが、中日はあったものの、さすがに疲れてましたね…ツアーのちょうど中盤ということもあり、疲れがピークだったのではないでしょうか。歌も安定していなかったし最後のほうはふたりともヘロヘロでしたよね。いつもTwitterで楽しませてくれるダンサーさんたちも、めずらしく疲労をつぶやいていたし、今のようなスタイルでのライブは、今回の規模(11会場29公演)が限界なのではないかと思いました。
おそらく、ここでの疲れが後半戦でも尾を引いてしまったのではないかと思うのですが、福岡公演でも、チャンミンは本調子ではなかったような気がしました。
京セラのオーラスではさすがに安定していましたが、ダブルアンコールで会場中を走り回るふたりは、ランナーズハイ状態というか、ほぼ霊魂だけが走ってるというか、限界を超えた何かの力で動かされていたような気がしました。
アスリートと同じで、デビューから10年間ずっと酷使し続けている身体はかなりボロボロだと思うので、長く活動するためにももう少しペース落としてほしいなあ…と言っても結局全力でやっちゃう人たちなんでしょうけどね…
アリーナ公演の派手婚感
前記事で東京ドーム公演もアリーナ仕様だったと言いましたが、それだけにちょっとスカスカ感は免れなかったですよね…前回のTIMEコンが渾身のドーム仕様だっただけになおさらです。ユノとチャンミンふたりの存在感だけがドームクラスで、それに見合う演出ではなかったな…というのが正直なところです。
一方、アリーナ公演(マリンメッセ福岡)はというとですね…逆にてんこ盛りすぎたなと。いまのトンたちの力量・存在感なら、極端な話、アカペラライブでも満たせるくらいの空間だったと思いました。
特に“Wedding Dress”の噴水や“Tree of Life”での移動式ステージがせり出てくる感じが、昔流行った派手婚のゴンドラを想起させて何ともいえずむずがゆいというか何というか…しかもこの2曲はおそらく今回のライブのハイライトでもあるんですよね…
ドームとアリーナ、どちらも帯に短したすきに長しというか、遠近感、サイズ感がおかしいというか、終始しっくり来ずじまいでした…
京セラ2日目のMCではユノが「ドームツアーとスタジアム公演が終わった後、何をしたらいいか悩んだ」という内容のことを言ったそうですね。悩んだり試行錯誤したりの過程を見守れるのも長年ファンをやってる醍醐味ではありますが、やはりTIMEコンという山を下りるのは、そんなに簡単なことではなかったということなのでしょう。
次はアルバム『TREE』とa-nation(←気が早い)について。