salt0810の日記

気になるトピックについてつらつらと書いています。

東方神起 LIVE TOUR 2014 ~TREE~ 東京→福岡→大阪レポ partⅢ

ではアルバム『TREE』とa-nationについて。

7集『TENSE』が良すぎたせいで

今回のツアーレポ、全体的にトーン低めでお送りしておりますが、それというのも、アルバム『TREE』自体、トンペンになって初めて、まったく刺さっていない状態で参加していたからなのですね…

いままでトンのアルバムは日韓問わず、脳内再生可能になるまで何度も何度も聴き込んできたのですが、『TREE』だけは、正直あまりのダサさにショックでしばらく聴き直せませんでした。

こういうときファンが陥りがちなのが、「いつまでもお仕着せの音楽ばかりやらせてないで、もっと本人たちに選ばせるとか作らせるとか裁量持たせればいいのに」とかいう運営批判なのですが、実際メイキング映像やインタビューなどを見ると、選曲やライブの演出などにもトンたち自身が積極的に関わっているようなので、本人たちに裁量持たせた結果がこれなんじゃ…と思うとうっかりしたことも言えずですね(悩)

特に、今回は韓国アルバムの『TENSE』が1月、日本アルバムの『TREE』が3月とリリース日が近かったのも、ショックが大きかった原因かと。というのも韓国アルバムの『TENSE』、韓国ではすでにデビュー10周年を迎えた「大人の東方神起」を見事に打ち出した素晴らしいアルバムで、ファンの間ではもちろん評論家筋でも高く評価されていたんですね。

韓国アルバムの特徴として、これはトンだけではなく他のグループにも言えることだと思いますが、ダンス曲はもちろんバラードですら重低音がドスドスと効いている、ということが挙げられると思います。『TENSE』の楽曲は全体的にジャジーだったりR&Bだったりと、EDM寄りだった前作『Catch Me』と比べるとだいぶアナログで有機的な音作りになっていますが、それでもやはりビートはびしっびしっとキマっているわけですよ。

『TREE』は楽曲自体はいい曲もあるのですが、音がどうにもスッカスカでねぇ…ライブで生バンドの演奏を聴いたら「あれ?CDって音悪くない?」みたいなことを言っているTweetを何度か見かけたので、これを感じているのはたぶん私だけではないと思います。

落ち込む私を見てトンペン仲間は「きっとライブで観たら好きになるって」と慰めてくれましたが、どのライブでも、常にトンはアルバム以上のパフォーマンスを見せてきたわけですよ。アルバムで興奮→ライブで発狂→アルバムで禁断症状を抑えるつもりが逆に悪化の無限ループをこれまで繰り返してきたわけですよ。アルバムが良ければライブはもっと良かったはずなんです。本来ならいまごろ禁断症状でいい感じに手が震えてたはずなのに…と思うと残念でなりません。

…とここまで書いてすでにa-nationのこと書くにはアルバムについて語り過ぎたわ…と気づきつつ、印象に残った曲について触れたいと思います。

“Disvelocity”

いわばシングルの「B面」だった曲ですが、思いのほかかっこよくて気に入った方も多いのではないでしょうか。トンがクラブ的なノリの曲をやると時としてファンは気恥しくなりがちですが、この曲はなぜか大丈夫でした←

“With all my heart ~君が踊る夏~”

感慨深いですね。5人がまた一堂に会することを願って井上慎二郎氏が作詞した歌、訴訟騒動前からのファンにとっては特別な意味を持つ曲でもあります。最近ではDQNな日本語を駆使した作詞でツッコミどころも多い井上慎二郎氏ですが、“Back to tomorow”しかり、“One and Only One”しかり、この人の真価はこういった、真心を込めたストレートな歌詞にあるような気がします。当時とは全く違った状況で、違った意味を持って歌われているにもかかわらず、その価値は変わらないどころかいっそう増したように感じました。

“Crazy Crazy Crazy”

こういうリズムの曲って、ユノは得意ですよね。ユノがチャンミンよりも歌上手い!と初めて思いました。TIMEコンの“High Time”のときもユノの歌がすごく良いと思ったのですが、この手の曲を歌うときのユノの素晴らしさを、敬愛するブログ「Ancient Oath」さんが“Honey Funny Bunny”のレビューで解き明かしてくださっていますのでぜひご一読を。

 

いや~a-nationどころか、曲についても書ききれなかったんですけど。
残りは次の記事ということで。