「グローバル韓流フォーラム 2013」に行ってきた PartⅠ
7月26日に東京・四谷の韓国文化院で開催された「グローバル韓流フォーラム 2013」に行ってきました。
副題が「韓日コンテンツ共生のための協力とグローバル」となっており、日韓コンテンツ業界の首脳陣が登壇されましたが、昨年の同イベントと比べると、各段に内容の濃い、熱のこもったものになっていたと思います。
基調講演の内容を項目だけ上げておきますね。(敬称略)
<基調発表1>日本のコンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性について
佐合達矢(経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課長〔メディア・コンテンツ課〕)
Ⅰ.現状分析
- コンテンツ産業の意義
- 日本のコンテンツ産業の現状
- 日本コンテンツの潜在力
Ⅱ.日本コンテンツの海外展開
- 日本コンテンツの海外展開の現状
- 日中韓3ヵ国のコンテンツ市場(2011年)
- 日中韓3ヵ国のコンテンツ市場~音楽分野~(2011年)
- 日本の音楽コンテンツの海外展開事例
- 日本コンテンツの韓国への進出状況
- 参入規制
Ⅲ今後の展開
- 「大きく稼ぐ」クールジャパン戦略の全体像
- 政策の方向性
- 経済産業省が実施するコンテンツ振興施策
- リスクマネー供給~クール・ジャパン推進機構(通称)の設立
- コンテンツの海外展開支援(J-LOP・国際共同製作)
<基調発表2>文化と産業の交流が導く新しい可能性(韓流の成果と未来)
金英敏(S.M.エンターテイメント代表理事)
・海外市場開拓にインターネット活用、グローバルマーケットでの成功
・韓国では2000年以降のインターネット基盤拡充に伴い不正ダウンロードによる音楽市場崩壊を招く
・コンテンツとITの融合による新しい創造物=新しいマーケットの開拓
・SMエンターテイメントの新しい挑戦 EXO
・新しい韓流の方向性と可能性=人と地域を超えるSMのプロデュース
<基調発表3> KADOKAWAのグローバル戦略
黒須信彦(株式会社KADOKAWA海外事業統括本部 海外事業本部本部長室 室長)
・角川グループのワンカンパニー化
・角川グループの海外事業基本方針
・角川グループの海外進出戦略概要
・角川グループの海外ビジネスモデル
・実績1:台湾国際角川書店
・実績2:角川インターコンチネンタルグループ
・実績3:角川インターコンチネンタルパブリッシング
・実績4:新華角川グループ
・実績5:広州天聞角川動漫
・日韓比較①経済
・日韓比較②人口
・日系企業進出の形態
・韓国における角川の強みと新規性
・IP戦略①
・IP戦略②
・世界同時発売
・韓国との共同制作の実績
・日本原作(ラノベ)のローカライズ化の実績
・韓国政府による支援策
続いて後半はパネルディスカッションが行われました。パネリストは以下のとおり。(敬称略)
パネルディスカッション『韓日コンテンツ共生のための協力の可能性と展望』
●パネリスト
- 金英敏(S.M.エンターテイメント代表理事)
- 黒須信彦(株式会社KADOKAWA 海外事業統括本部 海外事業本部本部長室 室長)
- 横田博(韓流10周年実行委員会委員長、SPO取締役)
- 谷口元(エイベックス・ミュージック・パブリッシング代表取締役社長)
- 金泳徳(韓国コンテンツ振興院 日本事務所長)
* 司会・進行 : 中村伊知哉(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)
メモと記憶だよりなので時系列でのレポはちょっと無理ですが、自分的にポイントだと思う点を次の記事で。
PartⅡに続く